当協会では、2017年2月26日から3月19日までの3週間、ワシントンDCにおいて、春季研修プログラムを実施しました。このプログラムは、世界でも有数の国際都市ワシントンDCならではの特徴を活かした実践型短期研修プログラムです。
プログラムでは、午前中は集中英語研修、夕方はホームレスや貧しい人を支援するボランティア活動に参加し、人種・民族の「ルツボ」米国での貴重な異文化と多様性を体験しました。午後には、大学訪問・クラス聴講、国際機関や世界トップレベルのNPO機関を訪問し、専門家との面談や意見交換を通し、グローバルな視点や世界の動向について見聞を広めました。
特に、世界が注目し台風の目となったトランプ新大統領就任後のアメリカの実情や今後について、大使館をはじめ、経団連、民間企業から貴重な生の声を聞くことができました。今回はまた、日本からの客員教授や在DC在学生との数回にわたる交流会や意見交換会をもちました。高い意識を持ち、積極的に自らの夢に向かって挑戦している同世代の若者に接し、これまでにない刺激的な出会いを体験しました。
週末には、米国最高裁判所、米国議会議事堂、議会図書館やスミソニアン博物館などを見学し、米国の建国の精神と歴史に触れました。3月の半ばには、米国北東部全域を極めて大きな寒波が襲い、DCでは殆どの機能がマヒし、オフィス、大学・学校は休校となるハプニングがありました。今回も、びっしりと内容の濃い3週間の研修でした。
在米日本大使館内にある茶室一白亭(いっぱくてい)にて
ジョージメイスン大学訪問 | ||
公共政策国際関係学部准教授Naoru Koizumi先生と客員准教授阿久根先生を囲んで | ||
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ジョージワシントン大学訪問 | ||
東アジア言語学部チェアーHamano先生との面談 | ||
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メリーランド大学カレッジパーク校訪問 | |
副学長 (研究担当) Amitabh Varshneyとの専門意見交換 | |
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アメリカン大学訪問とクラス聴講 | |
国際関係学部非常勤教授Ashizawa先生のクラス聴講と意見交換 | |
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世界銀行訪問 | ||
南アジア局社会保護・労働調査部公共政策上級専門家松田康彦氏との意見交換 | ||
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アジア開発銀行(ADB)北米代表オフィス訪問 | ||
所長Craig Steffensen氏及び渉外渉外担当オフィサーMichael Reyes氏との意見交換 | ||
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国際協力NPO団体Atlas Corps.訪問 | ||
主席開発部長Abby F. Robinsonと実習フェローを囲んで | ||
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国際教育交流NPO機関Youth for Understanding訪問 | ||
プログラム開発部上級部長 Suzanne Jayaramanとの面談・意見交換 | 外務省カケハシ プロジェクト報告会参加 | |
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在米日本大使館訪問 | ||
今野二等書記官との面談・意見交換 | ||
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日本経済団体連合会(経団連)米国事務所訪問 | East West Center 訪問 | |
渉外担当ディレクター黒川健氏との意見交換 | Satu P. LimayaワシントンDC所長 | |
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トヨタ自動車北米オフィス訪問 | ||
執行アドバイザー一色良太氏との面談・意見交換 | ||
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コミュニティNPO団体Martha's Table | ||
企画副部長Francisca Albaを囲んで | Democracy Prepでのボランティア活動 | |
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社会貢献型ビジネスNPO団体DCCK | 茶の湯体験 | |
オリエンテーション及びボランティア活動 | 淡交会ワシントンDC協会和深庵にて | |
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学生交流・懇親会 | ||
学生団体座論 | 元国連開発計画オフィサー今村氏 | 客員の先生方を囲んで |
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WECでの集中英語 | 米国最高裁判所 | 米国議会議事堂 |
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米国議会議事堂図書館 | 航空宇宙博物館:月の石 | 国立自然史博物館 |
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このプログラムは、世界でも有数の国際都市ワシントンDCならではの特徴を十分に活かした実践型短期研修プログラムです。ワシントンDCには、国際協力・開発、国際政治、国際関係、外交、経済、教育・文化など多岐にわたる分野において、世界をリードする多くの機関と機能が集積しています。このためDCには、世代や国境を越えた世界トップレベルの多種多様の人材が多く集まっています。春季研修プログラムでは、ワシントンDCに於いて、世界基準の真のグローバル社会を体験します。
色々な機関や大学に伺う中で、異国にいながら、同じ時間を過ごしている筈なのに、非常に質の違う世界を目のあたりにすることができました。これまで、自分が考えていた世界とは全く違う、厳しい競争社会を知ることができ、これからの生活における自分の姿勢を改め、自分自身の強みを手に入れるように努力することを強く意識しました。訪問先の中で、トヨタ北米オフィスへの訪問が、非常に印象に残っています。ただ企業として営利を求めるだけでなく、それ以上に社会に対し、何ができるかを考えている、その企業理念に深い感銘を受けました。
密度が濃く、毎日が吸収することばかりでした。今の自分にはもったいないと思う反面、大学1年の時に、この様な経験ができたことは、大変良かったと思います。今回の目的は、世界を舞台に活躍している人の経歴や考え方を知り、自分の見識を広めることでした。色々な訪問先の中で、世界銀行訪問が、強く印象に残っています。普段では、絶対に行けない所を訪問して、感動し、世界を舞台に働いている人に圧倒され、自分の未熟さを痛感しました。色々なお話を伺い、日本では知ることができない世界の多様性と価値観を学ぶことができました。
これまで1年間、英語を中心に勉強してきたけれども、アメリカの大学生に比べたら、自分のやってきたことが本当に小さく見えた。今回の研修で、スピーキングをもっとつけないと、本当に何もできないし、怠けていた自分を変えたいと痛感した。実際にアメリカに来て、自分で体験するのとしないのでは、全然違うので、参加できて本当に良かった。また、コミュニケーションのとり方が日本と全く違う事を学んだ。一生懸命勉強をして、もう一度アメリカに戻って来たい。今のこの気持ちを忘れず、次のことに挑戦して、アメリカの事をもっと知りたい。とにかく、英語に困らない様になりたいと本当に痛感した。
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